太陽電池評価装置は太陽電池モジュールを非接触で破壊することなく個々の太陽電池セルの特性を測定できる装置です。
従来、太陽電池の評価は擬似太陽光(ソーラーシミュレータ)を太陽電池に照射して出力される電気特性を測定することで行っていました。その方法では太陽電池モジュール全体の特性を知ることはできますが、モジュールを構成するセルごとの特性を知ることができませんでした。
本装置は半導体のEL(Electroluminescence)効果を利用し、セルごとの電気的特性を高速で計測することを可能にしています。
太陽電池の生産量は現在も年率30~40%増という高い水準で推移しており、本装置への期待も高まっています。
太陽電池に電圧を印加し、EL効果で太陽電池から発光した赤外光をカメラで撮像することにより評価を行います。
カメラで撮像した太陽電池パネルのEL像。
明るいセルが特性がよく、暗いセルが特性が良くないことを表しています。